ジャニオタを辞めてやると思ったけど~彼の節目の日に寄せて

  • こんなタイミングになるとは想像もしていなかったが、はてなブログを開設した。
 
2015年11月24日火曜日。
ジャニオタ界に激震が走った(と思う)。
あれからずっと悶々とし、沢山の方のブログやツイートを読んで気持ちを整理しようとした。どれもこれも納得いくものばかりだったが、このままだと自分のではなく、大勢の気持ちを整理しただけにすぎないと気付いて筆を取った次第。
 
そんなことを言っているが、私はいわゆる嵐の櫻井担である。外野がやいやい言うことじゃないかもしれないが、それでもKAT-TUNが好きで、KAT-TUNにいる亀梨和也が大好きなんだ。その亀梨和也がまだ苦しんでいるから、声を出させてほしい。
 
KAT-TUNを好きになった経緯から書き始めたいと思う。
 
 
私のジャニデビューはごくせんだった。
初めてTVの中の人をかっこいいと思った。それが小田切くん。亀梨和也って人が役やってるんだ…かっこいい。この感情を走らせる方法すらも知らなかったから(本屋やCDショップすらない田舎住まい)そのまま何も生活は変わらなかった。
数か月後、またTVの中にかっこいい人を見つけた。桐谷修二だった。演じてるのは亀梨くんだって気付くのにそう時間はかからなかった。ドラマを見てるうちに主題歌が好きになった。「青春アミーゴ」をTVで披露するときは必ず見てたってくらい追いかけるようになった(歌番組を録画するって概念が我が家には無かったから映像が残っていないのが本当に悔しい)。披露する時間に間に合うようにお風呂入ったりした私を見て、父が驚いていたのは今でも忘れられない。
 
その後ジャニ内で変遷(このことは他の記事にする)があったけど、亀ちゃんは遠目からずっと見ていた。顔ファンってこともあるけど、彼の瞳の中にある、凜としていて「KAT-TUN亀梨和也」として存在していること自体が好きなのだ。
 
本格的にKAT-TUNを見始めたきっかけは、「ザ少年倶楽部PREMIUM」の総合司会になったとき。2014年4月、最近だね。「亀ちゃんいっぱい見れるじゃん!」ってBS2毎週水曜20:00~の録画画質を上げた。蓋をあけたら、とんでもなく素晴らしい番組構成だった。亀こそ好きだったもののKAT-TUNには怖いイメージを抱いてたから、こんなにわちゃわちゃ楽しそうに絡む人たちだなんて知らなかった。そして毎週毎週披露される「PREMIUM SHOW」がこれまたとんでもなく魅力的なものばっかりで、本当に驚いた。
 
KAT-TUNの世界一タメになる旅」という特番があることを知った。熊本の回。
個人的に熊本には思い入れがあったのもあって楽しく見ていたら、一番最後にサプライズで上田くんへの誕生日祝いがあった。1人置いてけぼりにして、他の3人はラジオ局からメッセージを伝えて、上ぴーの好きな物トランクに積んだよって言って、タコがいっぱいあるっていう。何だこの人たちめっちゃ温かいじゃん。これで完全に亀ちゃんだけじゃなくてKAT-TUNのファンになった。
 
更に衝撃が走ったのは、今年(2015年2月)の少プレ。comeHereから、♪Black・♪Break ur cageが披露された。超超超かっこいいじゃん!ハイフンさん怖そうだけど、ライブ行ってみたかったな、って正直に思った。普段一緒にTV見てる妹*1も称賛の嵐で、いつかライブ行ってみたいねって話をした。
 
しばらくして、9周年ライブのチケットが余っているのをTwitterで知った。ポロっと呟いたら、ご縁があって2枚譲ってもらえてquarterに幸運にも入ることができた*2。そこで見たKAT-TUNは想像以上にドームの使い方が上手くて、嵐しか知らない私にとっては本当に本当に新鮮だった。メンバー全員で構成や演出を考えてるっていうのもとっても羨ましかった。*3帰りながらも帰ってからもずっと、KAT-TUN来て良かったねって話題で持ちきりだった。
 
もちろん10年好きだった亀ちゃんを生で見れたことにも感激していた。ただ他に印象的だったのがTVで見るよりずーっと真剣な眼差しで体を大きく使ってダンスして、でも時折ニコニコ笑っていたオレンジの彼だった。♪春夏秋冬で憂いを帯びた瞳をしていた彼に吸い寄せられるかと思った程だ。マッシュアップなんてかっこいいこともしていて、普段ギャグばっか言ってるなんて思えなかった。素敵な人なんだなぁって思った。
次の日のレポではご家族がお見えになってたなんて話も上がってた。やっぱり良い環境で育った人なんだなぁって思った。
 
もしかして、これも伏線だったのかっていまでは思ってしまう。
 
 
ベスアに話を戻そう。
あのとき、家族といつも通り夕飯を食べていた。私の席からTVは見えないのだが、KAT-TUNが出てきたのが聞こえた。あータイミング悪いな、家族の話し声でMCすら聞こえないじゃん。TVが見えている母が「赤いの着てるよ~田口くんがみんなより白く見える!」なんて言うから、「田口くんがみんなより白いのはいつものことだよw」って答えたら「そう~?いつもより白い、そんなもんか!」と。どれだけ白いんだって気になって画面を見に行った。真っ赤な衣装を纏った4人がいて、1人がこちらを向き、左3人がうつむいて、亀ちゃんが何か翔さんから話をするよう促されていた。えって思った、顔の色なんて見られなかった。亀ちゃんが謝っているように聞こえた。最近自分の聴力が悪いから、気のせいだと思った。深刻な話をする場ではないのに、手を震わせながら、一生懸命KAT-TUN亀梨和也として立って言葉を紡いでいる亀ちゃんがそこにいた。状況が読めずTwitterを開いた。戸惑っている人と、「退所」と呟いている人がいた。やはり意味が分からなかった。「退所」の意味するところが理解できなかった。彼が?え?何で?冗談でしょウソウソカワウソでしょ?
翔さんが「4人でのベスア出演は最後になる、1回1回を大切に(意訳)」と言った。初めて「3人目だ」って背筋が凍った。信じたくないことでも、櫻井さんは自担であって彼が言うことは嘘だとは思えなかった。
Dead or Aliveのイントロが流れた。亀ちゃんが音を外したところまでは覚えているが、楽しみにしてたLOVEメドレーも何もかも頭に入ってこなかった*4
 
現実味がなかった。だけど、大人げないけど、頭文字のことでふざけてる人たちを全員殴り倒していきたいくらいにショックだった。何も出来ないけれど。
 
quarterの後、またライブに行きたいからKAT-TUNのFCに入会しようかと思っていたけど、踏ん切りが付かなかった理由がある。過去に脱退していったメンバーが苦手だったこと、そういったことがあったグループのファンになって過去を知っていくことが私にとっては重すぎたからだ。
嵐のファンになった約5年前、彼らのことを知りたいと思ったことよりも、「ファンでいるために」「以前からのファン心理に近づくために」過去のことを知る必要があると思った。これは今でも変わらないが、嵐の10年・Jr.時代を遡りきることはできていない。
メンバーが「あのとき」を語るとき、それを知らないことがどれだけ辛いか。そしてその「あのとき」に至るまでの過程がたくさんある、ことを嵐ファンをある程度やってきた自分だからこそ、”過去にいたメンバーを丸ごと受け止められない”・”嵐でさえ遡りきれなかったのに新しいGは…”と立ち止まったのだ。*5
その”KAT-TUNにいたメンバー”に彼が加わってしまうことが信じられなかった。だって、少なくとも私の知っている4人のKAT-TUNでは貴方は必ず優しい笑顔を浮かべて、メンバーと楽しそうにお仕事をしていると思っていたから。信じる信じないのレベルではなくて、それが普通だって思っていたから。
 
5月に見た姿も、とても悩んでいるようには見えなかった。
ただ、ただ1度「大丈夫かな」と感じたことがある。タメ旅の「ギャグ探し」の回。ハイフンさんから見たら、もしかしたらあれも彼の通常営業だったのかもしれないけど、深く入り込みきれなかったファンの視点からは、かなり無理しているように、このままじゃ彼辞めちゃうんじゃないかなって思った。
でも次の回や少プレを見ていたら、そのときのギャグも積極的に使っていたから大丈夫だったんだなって安心してた。もしかして違ったのかな。きっと誰にも、彼以外誰にも分からないんだろうけど。
 
 
あの発表の後、すぐに思い出したことがある。2013年のベスア(4人になって初めての生放送の歌番)。まず亀ちゃんが謝罪をした。その後、翔さんが「4人のKAT-TUNもよろしくお願いします」と言葉を添えたこと。あれを聞いて「4人のKAT-TUNもジャニーズは成立させていく気なんだ」「翔くんが言うんだから間違いない、もうこのグループは大丈夫だ」って櫻井担で単細胞な私は信じた。たった2年前のこと。
 
これに対しては裏切られたと思った。
こんな悲しい気持ちになるならジャニオタやめてやろうって思った。発表から数日経ったいまでもこんなに辛いなら。混同するのは間違っているかもしれないが、自担や嵐だったら。きっと生活が回らなくなる。その”いつか”は必ずやってくるのだと今回実感させられてしまったから。
 
でも一旦その考えを封印することにした。亀ちゃんも私たちと同じように苦しんでいる最中だと思う出来事が2つあって、いま辞めるのは違うと感じたから。
1つ目は、11/26に亀ちゃんがファミクラで直接ファンと話と握手をしたということ。どんな気持ちでファミクラに入ったのだろう。4人のファンがそこにいる確率は低いと分かっていながらも、そこにいる他Gのファンを・ネットの力を信じて、きっとそこに来て心境を伝えてくれたんだろうなって想像しかできないけど、あちらから信じてくれることがあるなら、と思えた。
何で亀が謝るのか、自分を責めないでねって私が思ってたことを言ってくれた方がいたみたいで、その答えも一応はきちんとされていて、それもあって少し気持ちが落ち着いた。ありがとね亀ちゃん、そして伝えてくれた方も。私の好きな亀ちゃんがそこにいたんだろうなって想像できたよ。
 
2つ目は、昨日嵐の振り込め用紙が来たこと。ジャニファン辞めてやるって思ったタイミングだったから、ライブ行きたいから続ければいいだけの話なのに、すごく悩んでしまった。いま貢ぐべきは嵐なのかと。先述のように、KAT-TUNに軽はずみに入るのもなと悩みに悩んで、結局嵐さんに振り込みをした。亀ちゃんは大きいところでライブやりたいって伝えてくれたけど、KAT-TUNの意志としてどうなのか、をきちんと表明されたのを聞いてから入会するか決めても遅くないと思っている(ずるいこと言ってるのは百も承知)。
何よりも彼が過去の人になってしまう1年を過ごすと決意する勇気が私にはないし、3人で続けてねと後押ししようと決められた訳でもない。…ってこんなに悩んでるくらいだから、ジャニファン辞めるなんてできないや~と開き直れた。
 
開き直ったところで、やっと自分の気持ちを書き起こすことができた。この稚拙な文章を最後まで読んでくれた方には心の底からお礼を申し上げたいです。

この先、思いが詰まったKAT-TUNが存続するかどうかがとても不安だと思っていたが、むしろまだまだ不安だけど、この先3人が幸せであると言い切れるのならばその形を応援したいと思う。
 
思っていたより長くなってしまったので最後に。
昨晩、荒療治と思ってタメ旅を見た。OPナレでバカタレと言われていた。心がすかっとしたから、私からも30歳を迎えてしまった彼に、同じ言葉を送りたい。
 
田口くん、30歳のお誕生日おめでとう。あなたのせいでジャニオタを辞めかけるところでしたよ、どうしてくれるのですか。みんなみんな、あなたのことを思って泣いて悩んで、でも笑って送り出そうとしています。だから、だからね、この先のあなたの人生が、最高に幸せであることを願ってやみません。このバカタレがーーーーーーーーーーーーー!

*1:Jr.の萩谷くんの茶の間ファン。ライブ行きたいと嵐のFC名義有るけど当選歴0、時間の余裕がなくてファン活動一切なし

*2:2015/5/9

*3:これに関しても別記事でいつか書きたいなって思ってます

*4:大トリ嵐のあたりでは麻痺してきて、翔さんがきらきらしてたから一瞬忘れられたけど

*5:全部私のファンとしてのスタンスの話であって、適当な気持ちでFCに入会できていたらどんなに楽かと想像することもよくある