泣くロミオと怒るジュリエット観劇日誌2/14

2回目の観劇 要点のみ
 

 【東京公演】
2020年2月8日(土)~3月4日(水)
Bunkamuraシアターコクーン
 
作・演出:鄭義信
美術:池田ともゆき 照明:増田隆芳 音楽:久米大作
音響:藤田赤目 衣裳:半田悦子 ヘアメイク:宮内宏明
擬闘:栗原直樹 振付:広崎うらん 歌唱指導:大塚茜
演出助手:松倉良子 舞台監督:榎太郎、大刀佑介
 
出演:
桐山照史(ロミオ)
柄本時生(ジュリエット)
段田安則白頭山東洋医療所・ローレンス)
八嶋智人(ティボルトの内縁の妻・ソフィア)
橋本淳(ベンヴォーリオ)
元木聖也(マキューシオ/墓掘り2)
高橋努(ジュリエットの兄・ティボルト/墓掘り1)
岡田義徳(若頭・ロベルト/傷痍軍人
福田転球(警部補・カラス)
みのすけ(巡査・スズメ/傷痍軍人
朴勝哲(傷痍軍人
水谷悟(キャピレット愚連隊/客/娼婦/ほか)
西村聡(同上)
鈴木幸二(同上)
ワタナベケイスケ(同上)
白石惇也(同上)
岩男海史(モンタギュー愚連隊/娼婦ほか)
砂原一輝(同上)
ふじおあつや(同上)
平岡亮(同上)
宗綱弟(同上)
 
 
 
気がついたこと というか1回目近すぎて見えていなかったもの
・最初の乱闘騒ぎの後、ティボルトがカラスにお金渡していた。揉み消してくれたことに対する賄賂
・ダンスパーティー乱闘の際、無意識にジュリエットを守ったロミオを見て、困惑というかショックそうな表情を浮かべるベンヴォーリオ
・ティボルトとマキューシオの決闘中。仲間の1人からナイフを渡されたティボルト、刺す気は無いから少し固まる。でも渡した仲間が「刺しちゃえやっちまえ」的なことを言って煽るからその気になってしまって刺しちゃった。結果絶命するマキューシオ。
・ロミオに毒を差し出したベンヴォーリオ、ロミオが受け取る前に一瞬奪い返そうか手を伸ばす
 


 
このお話、戦争中の罪をどう償うか その先どう生きるかという面で3人の生き方を対比させてるんだなということにも気がつきました。
 
ティボルト 戦時中に犯してしまった殺人により苦しみ、また殺人を重ねた(マキューシオと子供が被って見えて)ことで生きる希望を失い(ロミオが持っていたナイフを利用し)自死


ローレンス 戦時中の行いにより国に帰れず、両親はローレンスの罪により亡くなりその死に目にも会えず、仲間もいない。これ以上の償いは何だと言うのか。


カラス 戦争で色んな人を使ったけどそれは自分のせいじゃない。戦争はあくまで戦争のせい。前後、自分の正義(人殺しは許さない)を貫いてきた。自分の管轄下で起きた殺人は許さんと。自分が遠回しにでも罪を揉み消してきたキャピュレット、 が遠因になって死んでしまった姪ジュリエット。それをローレンス先生に指摘されて心変わりしたというか(指摘されたのは裏切った後だけど)、最期の最期で落とし前をつけるためにキャピュレットに立ち向かう。
 


意外とこの3人の対比は肝なんじゃないかと思うんだけど、鄭監督 いかがでしょうか。(ぇ)

 

 

 

あと、無くなった?

あきとくんの関西弁治安悪い巻き舌

 

 

前日夜にラジオ来てくれた時生くんが言っていた流し目、確認。だがしかしもう無くなってしまったらしいので どんな感じになってるか気になる。